実態調査

設備管理に関わるさまざまな実態調査を行っています。

年度版「メンテナンス実態調査」
1992年より継続的に製造現場のメンテナンスの実態を把握する目的で、設備ユーザーを対象として「メンテナンスの実態調査」を行っています。報告書内容の集約版を『報告書概要』として、当ホームページ内の「公開資料」コーナーで掲載しています。
年度版「外注技能工の単価調査」
装置型産業の設備ユーザーを対象に、メンテナンス工事に関する外注技能工への支払い単価を地域別、職能別、および経年的に把握することを目的に、1989年以降、年に1回(1998年までは年4回)実施しています。

技術開発

国内製造業の設備管理に関する多岐にわたる課題と、グローバル生産における課題を個別にとらえるのではなく、国内と海外で共通の物差しを通して理解を促進する「保全水準評価」が必要です。また、その評価を行うこと自体が、大きな人材育成効果をもたらすことが共通の認識となってきています。
そのために、「保全/設備管理の技術伝承サイクル(保全のナレッジサイクル)」の確立が必要であり、下記の要素を中心として、調査・研究開発を行っています。

  • ベテランが有する暗黙知を国内の後進および、海外拠点でも日常業務の中で使えるように形式化する(また、その方法論を提示する)
  • 部門間で業務が分断され、保全/設備管理が孤立することのないように、設備管理内での役割分担および、「設備管理と生産管理」、「設備管理と安全管理」などのサイクル連動を盛り込む
  • 改善力と同時に、維持する力(維持力)を経営的にも評価できる方法論を提示する
  • こうした要素を各企業が共通して活用できる「標準的なモデル」を提示する

設備管理マネジメント研究-『保全水準評価プログラム』の発行

経営と(生産)保全の緊密な連携を図るために、「MOSMS」(経営に資する戦略的保全マネジメントシステム研究を続けています。その視点から、あるべき保全体制の構築手順や「保全水準評価」方法の提案をしてまいりました。
現在、「経営視点で見たとき、保全をどのように考えるか」というニーズに応えるために、戦略レベルでの評価方法と投資判断基準に対しての研究活動を行っています。

装置型産業の設備管理研究

設備起因の事故災害リスクを重視している装置産業では、MOSMSを土台に研究を進めており、すでに幾つかのテーマに対して有効な標準的モデルを発表しています(保温材下配管の外面腐食、回転機保全、冷却水系の熱交換器等)。
現在、「配管外面の付属物による腐食対策」等の保全技術モデルなどの提案を計画しています。

生産管理と設備管理研究

「可視化・整流化研究」や「TPS(トヨタ生産方式)とTPMの連携研究」等の実証研究を進めながら、得られた知見を生産管理サイクルとTPMサイクルの連携に関する標準的なモデル化にする研究を進めています。

診断・支援・教育プログラムの提供・普及

「実証研究」として進めている各企業等の診断・支援を、1企業に役立つものだけに留めず、調査・研究開発事業の「標準的なモデル」づくりとの連携を以下の分野に設定して進めています。

  1. 保全経営分野
  2. 電力・エネルギーおよび社会インフラ分野
  3. 生産管理と設備管理の融合分野
  4. 現場力の向上分野

また、調査・研究開発事業で得られた知見を広く普及するための活動として、「設備管理全国大会」の企画ほか人材育成事業に役立つ教育コンテンツの開発等を行っています。

地域研究会

テーマ別、業種別、地域別の研究会を、支部会員が自主運営するかたちで開催しています。